ポーランドの世界遺産|偉人と負の記憶

ポーランドの首都:ワルシャワの街並

ポーランドはショパンが生を受けたヨーロッパの小国です。

ピザのようなスナックであるザピエカンキや、家庭料理ゴウォンブキ、ジュレック、ピロシキなどの食べ物でもおなじみの国ですが、何と言ってもポーランドの最大の魅力は国民自身であり、そして数々の偉人達だと言えます。

ポーランドはショパンやキュリー夫人、コペルニクスなどを輩出した国であり、歴史に大きな傷跡を残しながらも多くの功績を残してきた国です。

ヨハネ・パウロ二世(ポーランド初の法王)の銅像がいたるところに見られるなど、誇り高い気質が垣間見える雰囲気になっています。

この銅像にはポーランドの人々の心の高潔な様子が現れており、思わず清らかな気持ちになってしまうような銅像なのです。

そういった銅像が点在しているポーランドの主要部の町並みは、まるで中世に迷い込んだかのような古く美しい景観が続いており、訪れた観光客たちを驚嘆させます。

また、ポーランドには13カ所もの世界遺産を保持しており、2004年に登録されたばかりのイギリス式庭園「ムスカウ公園」を始めとした多くの世界遺産があることでもおなじみです。

美しい宗教美術の結晶「ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群」や、かつての悲劇を保存した世界遺産「アウシュヴィッツ・ビルケナウ、ドイツ・ナチの強制・絶滅収容所」など、およそ13カ所の世界遺産を保持しており、他にも「ベラヴェシュスカヤ・プーシャ/ビャウォヴィエジャの森」といった自然遺産なども保持しています。

これらのすべては歴史を知る為に訪れた観光客たちに公開しており、どれも美しい保存状態で保存されています。

こういった世界遺産のリストを少し見ただけで、ポーランドの歴史をほとんど知らない方も何か気づかされるものがあったのではないかと思われるのですが、ポーランドは、悲劇的な歴史をいくつも携えた国です。

屈辱的なアウシュビッツの歴史もそうですが、かつてロシアの女帝エカテリーナ二世によって分割されて国としての姿を失ったという歴史もあります。

他の国を見ても例を見ないような残酷な事件を多く乗り越えてきた国であるからか、民度が非常に高く、何かの窓口やタクシーなど、何気ない場所を利用する際にも、知的で明るく、朗らかな国民性が表れる国なので、あまり海外を旅行したことがない人にもおすすめできる国です。

また、ポーランドには悲劇的な世界遺産ばかりがある訳ではありません。

勝利を記念して20世紀初頭に建てられた「ヴロツワフの百周年記念ホール」のような世界遺産もありますし、都市部なども雰囲気は暗い歴史をまったく感じさせない雰囲気なので、明るい街が好きな方にもかなりおすすめです。

世界遺産が世界一豊富なイタリアと比べても引けを取らないくらい、面白いものや興味深いものが山ほどある国なので、あらゆる国を観光しつくしてきた人でも新鮮な気持ちで楽しめるかと思われます。

そして、ポーランドは世界的に見ても、すべての人が知り、学ぶべき歴史をいくつも辿ってきた国です。

あまり勉強したくなかったとしても、多少の知識は入れておくべきですし、歴史について理解した上で観る世界遺産と、理解してない頭で観る世界遺産はまったく違います。

あまり興味がなかったとしても高校生の教科書に載っている程度のことは、おおまかにでも頭に入れておいた方が良い筈なので、ポーランドの世界遺産を訪れるのであれば、観光する前にアウシュビッツやエカテリーナの行った政治がどれほどポーランドという国に影響をもたらしたかについて学んでみて欲しいと思われます。

また、ポーランドは美しい「琥珀」で有名な国でもあり、琥珀が名物の一つとなっているので、宝石が好きな方はぜひともおみやげに購入してみてください。